けものフレンズから楽曲制作の極意を学ぶ

音楽の話
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どーもヨーラです。

けものフレンズがついに最終回を迎えてしまいましたね。僕はアニメというものは正直興味ない人間なのですが(ドラゴンボール超は見てる。まどマギはかなり遅れて見た)、ツイッターを賑わせていた当時4話くらいからちょこちょこ見はじめてたらいつの間にかどハマりしてしまいました。一度ハマるとなかなか深いんですよね、性格的に。さて、けものフレンズの面白さ考察みたいのはたくさんあるので、ここではけものフレンズから学べる楽曲制作において大事なことをいくつか考えてみました。たぶん音楽に限らず学べると思います。

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けものフレンズから学べるポイント

  • キャッチーなフレーズをつける
  • 明と暗の対比を作る
  • 考察の余地を残す
  • リスナーを信じる

 

キャッチーなフレーズをつける

「すごーい!」や「たのしー!」等のセリフは、けものフレンズを見ていない人も一度は見かけたのではないでしょうか。もうこれらはけものフレンズを思い起こさせる重要なワードとなっています。水を差すようですが、この言葉自体に意味はあまりないのです。でも真似したくなる。そしてこのセリフを言うサーバルちゃんが屈託なく可愛いのです。音楽でもサビの最初のワンフレーズが印象的だとそれでもうしてやったりという感じです。

明と暗の対比を作る

1話から10話まで、基本的には明るい楽しい雰囲気で物語は進んでいきますが、11話で急に不穏な空気が流れます。正確にいうと伏線とかそういうものは随所にあったと思うのですが。基本が明るい雰囲気なだけに、ちょっとした陰みたいなものがすごく存在感を醸し出してきます。ニコニコ動画のコメントがかなり顕著だったのですが、11話の陰のせいでこれまでの明るい物語までも見方が変わってきます。

音楽でも、いわゆる平メロとサビで対比を作るとお互いが引き立つ効果が期待できます。明と暗に限らず、転調するとか、テンポを変えるとか。

 

考察の余地を残す

アニメ界隈ではよくあることなのかもしれませんが、けものフレンズでも#けものフレンズ考察班というタグがツイッターでも発生していました。あまり全てを赤裸々に細やかに表現されるよりも、あえて不親切に謎を残していくというのも視聴者の想像を掻き立てられて、クリエイターが考えている以上の創作が発生したりします。例えばエンディングの映像とか。あの廃墟みたいな遊園地はなんなんだ、と。これは音楽だと歌詞のほうがわかりやすいかなと思うのですが。例えばある部屋があって、それを描写して歌詞にするとします。細かく書くってのは例えばドアがあって、それは茶色のドアで、これくらいの大きさで、開けると1DKの間取りで、床があって壁があって天井があって、テーブルがあってその上には花びんがあって、カーテンは緑色で。。。と。あまり細かく描写されると受け手が抱く印象はどんどん多様性に乏しくなってしまいます。部屋を描写するならあえてカーテンのみに照準を当てる。日焼けして色落ちしてる、柄は自分の趣味じゃない、思い起こせばそれは。。。みたいな。例え話ですよ。どこまで書くか、という話。

 

リスナーを信じる

先日放送された最終話の直前では、またニコニコ動画では視聴者の祈りのようなコメントが殺到していました。「たつき監督を信じろ!」という言葉が右往左往していました。ここでけものフレンズプロデューサーの福原Pのインタビュー記事を見てみましょう。以下抜粋します。

たつきくんも非常にファンを信頼した作り方をしているんですよね。例えば、伏線的なものを仕込む時も、誰もが気づくくらい簡単では面白く無いけれど、難しすぎると誰にも気づかれないわけで。たいていの人は、気づかれないのが怖いから、つい分かりやすくしてしまうんです。でも、たつき君は、一流料亭の料理人が、舌の肥えたお客さんなら塩や出汁だけでも美味しさを分かってくれると信じているみたいに、「ちゃんと分かるお客さんがいるから大丈夫」と信じていられるんです。

おわり(泣)「けものフレンズ」福原P絶賛「たつき君、本当にすごいな!」

監督も視聴者を信じていたんですね。音楽でいうならリスナー、のことを考えてわかりやすく作ろう、キャッチーで覚えやすいフレーズを入れようと考えるのは良いと思うのですが、たぶん最近だとリスナーにバレます。舐められるという表現のほうが近いかもしれません。なのですごく細かいところまで、こんなところあってもなくてもいいんじゃないかと思えるようなところまで作り込んで、あとはリスナーを信じる。自分のエゴだと思えるような部分も含めて作り込んで行ったところがリスナーに気づいてもらえたら、それは作品の深みが増すということかもしれません。

 

まとめ         サーバルちゃんが可愛い

 

 

 

 

 

 

 

いろいろ書いてきましたが結論としては「サーバルちゃんが可愛い」につきます。本当に良い子。僕は子供嫌いだけどサーバルちゃんみたいな娘がいたら親バカになっちゃうかもしれません。サーバルちゃんに「すごーい!」と言ってもらえるように、頑張って良い曲たくさん書いていきたいと思います。けものフレンズ2期楽しみにしてます。

 

このブログを書いている人

 

ヨーラ
ヨーラ
ヨーラです。音楽やってますがラーメンと野球が好きです。 ツイッターフォローしてね。
ヨーラ (@yola_music) on X
ベースを弾いています。作編曲、作詞、ボカロ、レッスン。 北海道出身。 演奏実績 文章を書くのが好き。 ご依頼はDMで まとめました

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