先月Wavesがアホみたいにセールをしていたときに「Vocal Rider」を買いまして、早速使ってみました。
Vocal Rider 使い方
ざっくり
- 音質を変えずにボーカルの音量を平均化する
- オートメーションを書き出して手作業で修正できる
音質を変えずにボーカルの音量を平均化する
ボーカルは音量の変化が激しいパートなので(それゆえに感情が乗りやすいのですが)、聴きやすくするために音量をなだらかに平均化する必要があります。考え方としてまずコンプレッサーが最初に出てくると思うのですが、コンプだと音を圧縮するため音質がどうしても変わりますし平均化するにも限度があります。
なので手作業でフェーダーを上げ下げするオートメーションを書いたりして音量を均すのですが、これがまた手間と時間がかかります。それを自動でやってくれるのがVocal Riderです。
一番上の黄色い線があるつまみで基準を作ります。左上のつまみはフェーダーの動きがFastかSlowかという感じ。その右の「Vocal」はフェーダーの反応する感度の具合を調整します。
左下の「Range」フェーダーの動く上限と下限を決めます。結果小さくなったり大きくなったりしたら右の「Output」で微調整します。オケをサイドチェーンにかましたりもできるのですが僕はいまいちな気がしてます。楽器の数が少なければ使えるかもしれません。
オートメーションを書き出して手作業で修正できる
僕はLogicを使ってるのでそれで説明しますが、トラックのオートメーション設定を「Latch」か「Tatch」にして、Vocal Riderの最下部の「Write」を点灯させます。それで後は通常通りDAW側で再生を押すとこのようにオートメーションを書き出してくれます。
めっちゃこまかい。で、修正したい部分があればこれを手作業で書いていけばOKです。
まとめ
もちろんボカロにも使えます。ボカロだとどうしても音量的に無神経に感じるところがあるので、そういうのを軽く慣らせれば良いかなーなんて思いながらこれからも使っていく予定です。
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