どーもヨーラです。
突然ですがMS処理って知ってますか?僕は去年の途中に知りました。MSってのは「Mid」と「Side」の頭文字で(たぶん)、右と左ではなく真ん中と横側に分けて処理をしていくという概念なんですね。で、MS処理をする方法として2ミックス波形の位相を反転させてMとSをわけるやり方や、他の<S処理用のプラグインもいくつかあるのですが、今回はWavesの「Center」の使い方を書いてみます。
Waves Centerの使い方
最後のトラックにかます
最後のStereo Outのところにかまします。僕はだいたいマキシマイザーの直前ですかね。決まりはないと思います。マキシマイザーで音圧をあげる前の最後の微調整とも考えられますね。
MとSのバランスを決めて行く
左下のつまみがCenter、右下がSideで、デフォルトが0になっています。ここからバランスをとっていくわけです。例えばSideのつまみを上げていけば両側のレベルが上がっていきます。そのままですね。注目すべきは上のつまみ。「Low」、「High」、「Punch」の3つがあります。それぞれが左に振るとセンター、右に振るとサイドが強調されます。ここでうまくバランスをとっていきます。全体のバランスが取れたら、最後にMasterでレベル調整をしていきます。
それぞれの楽器の場所をあらかじめ考える
これも決まりがあるわけではないですが、基本的に真ん中にはキック、ベース、ボーカルがあって、サイドにはシンバル系があったりしますね。なのでさっきの3つのつまみ、LowをCenterに振りすぎるとベースやキックがだぶつくし、HighをSideに振りすぎるとシンバルがシャリシャリいったりしますね。なので安易に音圧をサイドから広げるという考えだけではなく、楽器の配置をイメージしながらバランスをとっていくとすっきりしたミックスにすることができます。
おわりに
こういうプラグインを使うとサイドを上げる方向に行きがちですが、発想の転換でセンターを下げてみて、相対的にサイドが上がることになってそれを最後マキシマイザーでがっつりあげるみたいな使い方もできますので、いろいろ追い込めるのではないかと思います。にしても操作としてはとても簡単なので、気軽にMS処理をしてみてはいかがでしょうか。ではまた。
このブログを書いている人
ヨーラです。音楽やってますがラーメンと野球が好きです。
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