どーもヨーラです。
教則本を買うんだけど、買ったことに満足してそのまま放置してしまうミュージシャンのみなさん!僕もそんな本が何冊もあります。そんななかこの本を偶然見つけて、ちょっと読んでみようかなと思って読んでみたらめっちゃ良いことたくさん書いてあったので今回はそのレビューです。
ベーシストのリズム感向上メカニズム
「グルーヴを鍛える10のコンセプトとトレーニング」というサブタイトルがついている通り、グルーヴに対する考え方10項目、それを身につけるためのトレーニング10項目、という構成になっています。弾き方のフォームとか譜面の読み方など基本的なことはほぼ省略されているので、ある程度自分のなかでベースが弾けるという自覚がある人向けです。
項目
コンセプト編
・リズムとは
・タイムとグルーヴ
・リズムは言葉
・音符と歯車
・譜面の落とし穴
・歌と呼吸とリズム
・クリックの正しい活用
・リラクゼーションとリズムの関係
・「イメージ」「確信」「決断」の力
・トレーニング・ルール
トレーニング編
・ギアの精度を高める〜倍テン・トレーニング〜
・「前進する力」「勢い」を生む〜フォーワード・モーション〜
・休符の取り扱い方
・音価のコントロールによるリズム/グルーヴの研究と鍛錬
・タイム・チェンジ①〜ポリリズムと1拍半〜
・タイム・チェンジ②〜ウラをオモテとして弾く〜
・シャッフル、3連リズムの攻略
・16分音符系のリズムとグルーヴ
・楽器を使わないエクササイズ
・音色とグルーヴの関係
補完していこう
「フォーワード・モーション」とか「ギア」って言葉を使ってるのが面白かったです。曖昧にしてるものに名前をつけると明確になって良いですね。もう日々の言葉にできない気持ちとか感情とかにも勝手に名前つけちゃえばいいんじゃないかと思いました。もうだいたいついてそうですが。
クリックを使った練習とかはもう散々やってきたベーシストが多いと思うのですが、今の自分にない着眼点で練習していくと、知識や技術が補完されるので大事にしていこうと思いました。
書かれている内容と練習フレーズ自体は本当に地味で、曲の練習に逃げ出したくなりそうなのですが、じわじわと効いてくる、そして一度身につけたら一生の武器になるんではないでしょうか。
正直最近基礎練思いっきりサボってるので、今日から毎日やります!ではまた。
この本をテーマにしたYouTubeチャンネルがありました。著者の石村順さんご本人も登場しています。
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