どーもヨーラです。
昨日、こんなツイートが回ってきまして。
批判を承知で言うと
アルバイトしながら音楽に正面から向き合うのは難しいと思います。どこかで甘えが出てしまう。
バイトしながら音楽のプロ目指すのって意外と心地良いし。
— PIANO FLAVA (@piano_flava) October 2, 2019
音楽でメシを食えるかどうかってのは永遠のテーマですね。僕も上京する前とかした後もずっと言ってた。「まずは音楽だけでメシが食えるようになりたい」って。
バイトしながらプロの音楽家を目指す問題
この問題には「ねじれ」がある
まずここからなんですけど、この目標を掲げる人って、音楽的スキルがあれば食えるようになるんじゃないかっていう青い願望がある人がよく言ってるイメージ。自分も含めて。答え書いちゃいますけど、
「音楽的スキル」と「お金がもらえるかどうか」は別
これを18才のヨーラに早く教えてあげたかった。
音楽的スキル、例えば楽器を演奏するのが上手いとか、良い曲書けるとか、あえてざっくり書きますけどそれらは個人的な問題なので。自分さえ頑張ればいつかはできるようになる。ただそこにお金が発生するかどうかは別です。お金がもらえるということはお金を払ってくれる人がいるということで、相手を意識しないわけにはいかないんです。当たり前ですが、知らない音楽にお金は払えない。
宣伝の戦略を考える?チラシ配る?ウェブサイト作る?デザインは?かっこいい衣装着てみる?セクシーで可愛いほうが有利?物販でチェキ売る?
これらはエンタメにおいての営業努力ではあるけど音楽とは関係ない。でもお金はもらえるかもしれない。音楽でメシを食ってるって言える?許せる?
ここまで書くとさすがにわかってきますが、「音楽だけでメシを食う」という考え方自体が結構前時代的な空気を持ってる。マルチ・ポテンシャライトですよ、奥さん。
専業のほうが時間が使える問題
これは確かにあるかもしれない。たくさんの時間を音楽に割いたほうが、クオリティの高い音楽が生まれそう。特に楽器の演奏スキルはそうかもしれない。
でも今は”生産性”が叫ばれる時代なんで、工夫すれば結構なんでもすぐ出来ちゃう。わからないことがわかるようになるまでのスピードは、10年前より、5年前より、3年前よりずっと速くなっているはずです。外注も簡単だし。
「限られた時間の中で良いものを作る」という喜びや誇りもあるし、なんなら専業でもいくらでも時間かけれるかと言ったらそんなことはないです。専業でも兼業でも締切は来るし本番の日は来る。
僕の偏見ですが、「専業でやってる人がクオリティの高い音楽をやっているのを見て、兼業の人が僻んで言うセリフ」なんじゃないかなぁと。
自分にあったやり方をなる早で見つける
方法はいくらでもあるので、ほんとに自分のやり方をいかに早く見つけるかが勝負。それがバイトをやらないことが最善だというならそれはご自由に、という感じです。でもお金がないと心が荒ぶよ。メンタル不安定な人が、安定した収入を得られるくらいにまで安定して音楽作れる?親に頼っちゃう?
僕は親に頼ってまで音楽やるのは絶対に嫌だったので、ずーっとバイトしてました。さすがにバイトは今はやってないですが、音楽とは直接関係ない仕事もちょっとだけやってます。ちょっとの経済的余裕があるほうが、自分は良い形で音楽と向き合えると思っているので。ずーっとパソコンに向かって音楽作ってるのもしんどいよ。同じことを3日続けてやってると逃げ出してしまうので。
最初のツイートをした人はどういう生活を送っているのかわからないですが、たぶん自分を追い込んでいくのが自分に合ったやり方なんだろうと思います、だからあのツイートがあるのでしょう。ただ僕のなかで疑問なのが、音楽を仕事とした場合、それに付随して音楽の良し悪しとは関係ないめんどくさい作業がたくさんついてきてまわると思うんですよね。それをやってる時間って、バイトとかしてるのと対して変わんないような気がするんですけどどうなんだろ。誰かにやってもらってるんだとしたら、そこに敬意を払っていればああいうツイートはしないと思うんですけどね。とか言ってみちゃったりして。
おわりに
いや、俺はそういうの全部、超越して、音楽だけで成功したいんだ!
というあなた。
がんばれ!
ではまた。
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