どーもヨーラです。
「器用貧乏」って言葉があるじゃないですか。すごい良くない言葉というか響きですよね。僕がそういう立ち位置だから余計にそう聞こえるのかもしれないですが。
あれっていろんな人の悪意が込められているような気がしてならないんですが、あるときこれから紹介する本を見つけて、「マルチ・ポテンシャライト」ってめっちゃ良い言葉だなと思って、これを読まずして何を読めばいいんだという感じで、勢いで購入したので紹介しますね。
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法
続けられない人をひたすら肯定してくれる
ここでいう「マルチ・ポテンシャライト」って世間の風を浴びやすいとされてるんですよね。
ひとつに集中したらいいのに。。。
とか、
飽きっぽいんだね。。。
とか。ひとつのことに集中して成果を上げることが、また美徳とされたりしてますからね。二足のわらじとかなめんなよ、みたいな。ひとつのことに集中して成果を上げる人のことを、この本のなかでは「スペシャリスト」と表現されていますが。
そういう空気に対して引け目に感じることが多いので、大丈夫だよ!そういう境遇の人たちはたくさんいて、それはまた別の才能があるんだよ!というのがとても丁寧に書かれています。
複数のスキルを発揮しやすくする方法
複数の方向に興味を持つことと、器用に立ち振る舞うのはまた別なので、いろんなところに手を出しつつ満足感を得られるような方法も書かれています。スキル的なところもそうですが、メンタル的な気持ちの置き方とか。仕事の辞め方とか。仕事ってどんな仕事でも最終的には人間関係ですからね。
目的を果たしたらそこで終了
途中で投げ出したように周りからは見えても、本人が「よし、もうこの仕事には慣れたからもう辞めよう」と思ったらそこでゴールになっちゃうんですよね。自分なりの終点を持っているので、そこに到達した時点で終了。その流れでいくと「終了」と「抵抗」の違いとかも面白かったです。
おわりに
終盤の章に書かれている「マルチ・ポテンシャライトが抱えがちな4つの不安」の部分が面白かったですね。ちょっと抜粋しますね。
「仕事=あなた」ではない。
短めに、頻繁に取り組む。
大事なのは、一流になることより、現場で役に立つこと。
自分に置き換えて極端なことをいうと、もし音楽に興味を持てなくなったとしても、なんとかなるんじゃないかなと、そういう日が来ることに恐れを抱かなくても良いんだと、ちょっと楽になりました。語り口調で読みやすい本なんで、おすすめです。ではまた。
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