どーもヨーラです。
2017年に話題になっていた良書、「サピエンス全史」をようやく読み終えました。電車のなかでコツコツずーっと読んでいたのですが、いったい何ヶ月かかったのかちょっとわからないくらい時間がかかってしまいました。
サピエンス全史
著者はユヴァル・ノア・ハラリさんという方。イスラエルの歴史学者とのことです。
取るに足らなかった動物
とにかく長いので本当にかいつまんで書きますが、取るに足りない動物だった現生人類がなぜここまで生き残ったのか、なぜホモ・サピエンスより優れているように見えるネアンデルタール人が絶滅してしまったのか、といった時代から話は進んでいきます。
ネアンデルタール人になくてホモ・サピエンスに生まれたものってのは、著者曰く「想像力」らしいんですけどね。想像力があったから多数の見知らぬ者たちが協力できて、まとまることができると。要するに思想とか宗教とか神話のことを言ってるんですが。
ハチやアリも協力してるように見えますが、あれって大家族みたいなもんなんですって。他人が協力しているわけではないと。人じゃないけど。
種として生き残るか、個として生き長らえるか
牛は家畜として生まれたらもうその運命には逆らえません。個としては悲しい運命とも言えるかもしれませんが、乳を出したり食用の肉となるおかげで、種としては広く生き残っているという考え方。確かに煮ても焼いても食えなかったらここまで広く分布はしてないかもしれませんね。
その意味で究極は「小麦」だそうです。人間は小麦を栽培しますが、実は支配されているのは人間で、支配しているのは小麦なんじゃないかという話。確かに小麦からラーメンの麺ができるので、僕はラーメンに支配されているかもしれません。これに対してはまったく反論できません。
おわりに
他にも宗教の話や帝国の話、貨幣の話、特異点の話なども入っていて盛りだくさんです。
気楽に読むにはちょっと長すぎるので踏み出すのに勇気がいるかもしれませんが、長文を読むことが苦痛でない人にはおすすめです。苦痛になる人は苦痛でしかないので、誰かのまとめブログでも読んどけばいいのではないでしょうか。
分厚いので電子書籍がおすすめです。
サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福【電子書籍】[ ユヴァル・ノア・ハラリ ]
同じ著者が書いたこちらも気になりますね。ただまためっちゃ長そう。
コメント
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