どーもヨーラです。
話題になってたので久々に小説を読みました。
明け方の若者たち
あらすじ
安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗、絶賛!
近くて遠い2010年代を青々しく描いた、人気ウェブライターのデビュー小説。
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。
世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、”こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。
それでも、振り返れば全てが、美しい。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
こんなんだったわ
10代とか20才そこそこって、理想を描く段階というか夢を描く時期だと想うんですよね。それはまだ現実を知らないという意味でも。「俺は只者じゃないぞきっと!」というのがまだ否定される前みたいな。
僕ももれなく夢語り放題だったし、いつこの才能が気づかれちゃうんだろうとか思ってました。まー未だに気づかれてないんですけどね。くっ。。。いつになったら。。。
あと「世界が彼女で満たされる」という感覚、それもこの時期にありました。「食事が喉を通らない」というのも、後にも先にもこのときだけでした。恥ずかしいからあんま書かないですけど。僕と呑んでくれたらいくらでも話しますから!
全然レビュー書いてなかった。。。
物語自体としては、とくに何か大きな出来事が起こるわけじゃないんですよね。淡々と日常が進んでいって、伏線回収もなし。ただ共感というか自分の人生の一部を読み返しているような感覚でした。人はみな、こういう時代を経ておとなになるんだろうなぁと思いました。
ただこれは前から思ってたんですけど、今の時代って勘違いする余地がないというか、理想を描く暇もなくすぐに行動を起こせるじゃないですか。それってとっても残酷だなと思ってます。良いことなのかもしれないけれど。もし僕が2020年に高校生だったら、上京してないかもしれない。音楽系YouTuberにはなってたかもしれないけど笑
でも無防備に夢を語っていたあの時間は、楽しかったなーと思います。
おわりに
小説というものを久々に読んだのですがやっぱり良いですね。浸れます。おすすめあれば教えてください。ではまた。
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