さてさて読書の時間です。紙の本が出たのが2005年とかなり古いのですが、「インサイト」というものを勉強したかったので買ってみました。
インサイトとはマーケティング用語で「消費者が抱えている心のホンネ」という意味だそうです。
インサイト〜消費者が思わず動く、心のホット・ボタン
例えば消費者アンケートを取って、その結果からいかにインサイト、ようするに本音を見抜くかということなどが書かれています。また商品を売るときにこれを求めるユーザーはいったいどこに魅力を感じているのか、など。
この本のなかではシリアルが敬遠されていたころの主婦のインサイト、カミソリを買う男性のインサイト、ハーゲンダッツを買う女性のインサイト、などが細かくわかりやすく書かれていてとても面白いです。なるほど〜と何度も言いそうになりました。電車のなかで。
音楽シーンのインサイト?
リファレンス曲をもらって作曲するとして、はたしてその曲のどこをリファレンスとするか、ってのはとても重要なところです。その曲も何かしらのインサイトを意識しているはずだし、その曲をリファレンスとして選択した人も何かしらのインサイトが押されているのかもしれません。
そのあたりを共有できていないと、いざ作ったときに「なんか違う。。。」と思われてしまいます。これは曲に限らず演奏についても同じことが言えます。「いやあなたは上手いけど、そこはそうじゃないんだよ〜!」という感じで。
恋愛のインサイト?
彼女の言葉を言葉通り受け取っていると、そのうち痛い目に合うことはよくありますね。「何にもわかってない!」と。ないですか?あ、はい。。。
まとめ
マーケティング用語ではある「インサイト」ですが、あまり肩肘張らずにふにゃふにゃしたアタマで考えるのが良さそうです。くだけた呑みの席で思わぬ解決策がたまに出たりするのも、そういうことなんだと思います。期待はしないほうが良いかと思いますが。
この人はどうしてほしいんだろうな、どうしたいんだろうな、と日々考えるクセをつけていこうと思います。すごくイヤな人っぽいですが。
購入
僕は電子書籍で購入しました。
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