ヒメゴト〜十九歳の制服〜を読みました

読んだ本
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珍しく漫画のレビューです。というか僕が漫画を読むこと自体珍しいのですが。

読み始めた理由はいたってシンプル、キャンペーンで3巻まで無料だったので何の気なしに読んでたら、止まらなくなったから。

コンテンツ無料化にまんまとやられています。

ヒメゴト〜十九歳の制服〜

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

櫟原由樹(いちはら ゆき)は、「ヨシキ」という愛称を持つ外見も言動も男のような女子大学生。物心ついて以来の男性的な振る舞いを女性らしいものに改める機会を逸したまま大学生にまでなってしまい、気づけば浮いた存在となっていたことに悩んでいる。一人暮らしの部屋の中で、唯一所有するスカートである高校時代の制服を身につける時だけ彼女は「女の子」でいられた。

永尾未果子(ながお みかこ)は、いつもスカートをなびかせ少女めいた雰囲気を持つ目立って可愛らしい人物で、ヨシキは学内で彼女を見かけるたびにあんな服が着られるなんていいなと憧れていた。

夜の渋谷で未果子の後ろ姿を見かけたヨシキは声をかけるが、ふりむいたその人物は未果子ではなく、同じ大学の男子学生相葉佳人(あいば かいと)が女装した姿であった。中性的な容貌の佳人には好みの女性と同じ姿になりたいという性的欲求があり、1人きりでいる時は未果子に憧れて彼女の装いを真似ていたのだという。2人はその出会いが縁で急速に親しくなっていき、抱えていた性に関する悩みをさらけ出し、互いにはじめて本音でガールズトークができる相手となった。

学内で清廉なお嬢様のように振舞っている未果子は、夜になると名門女子高の制服を着用し「15歳」と偽って不特定多数の男に体を開き、売春によって生計を立てていた。男性を侮蔑する未果子にとっては、目立つ美形である佳人も汚い男の一人にすぎず、一方でヨシキのことは男女どちらの性にも属さない汚れなき「男の子」のように思えると偶像化していた。軽薄な印象を抱いていた佳人がヨシキと仲良くなっていく様子を危惧した彼女は、2人の仲を邪魔しなければならないと思いはじめた。

同じ大学に通う19歳の3人は、複雑な性と関係性をもつれ合わせていく。(by Wikipedia)

マイノリティはあくまで要素

 

性的マイノリティがテーマなのかなと思うのですがたぶんそれはあくまで要素で、

自分をさらけ出す怖さとか、どこまで自分勝手に相手を愛せるかとか、自分の価値だとか、

そういったところがテーマの本質のように思えました。性描写もかなり多いです。

成人誌一歩手前くらいです。たぶん。電車のなかではちょっと読めないです。

 

自分をさらけ出すということ

 

「自分をさらけ出すのが怖い」とはよく言いますが、何がどう怖いのかなって考えると、

「そんな自分を他人から認められないことが怖い」に尽きると思います。

変に思われたらどうしようとか。なので他人の目を切り捨てれば割と平気です。

 

音楽やってるとその辺切り捨ててる人は多いんじゃないかと思います。じゃないと人前で歌ったりギター弾いたり歌詞書いたりなんかできないですもん。

よく考えたらすごく恥ずかしいことやってますよね。

自己顕示欲とはまた別の話ですよたぶん。

 

話を戻しますが、この物語の主人公3人は、

自己完結できていた部分をだんだんさらけ出したい、認められたい欲求にかられはじめます。

 

おわりに

もう3巻まで無料キャンペーンはやってないみたいですが、

全8巻でわりとスイスイ読めるし面白いのでおすすめです。

タイトルもダブルミーニングになってるのもセンス良くて好きです。

 

このブログを書いている人

 

ヨーラ
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ヨーラです。音楽やってますがラーメンと野球が好きです。

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